わたし、防災ガール事務局を退任します

わたし、防災ガール事務局を退任します
2017年3月11日をもって、事務局を退任する田中美咲です。

そもそも防災ガールという団体の組織図をちゃんと公開したことがないのに「事務局退任」といっても、みなさんにとってはあまり変化を感じなければ、イメージもつかないかもしれませんが、これは私や他の事務局のメンバーからするとドキドキする決断であり、小さいようで大きな変化になりました。

私は防災ガールにどうなってほしいんだろう

2015年に法人化し、メンバーと一緒に「防災が当たり前の世の中」にするためにはどうしたらいいんだろうと日々試行錯誤しながら活動してきました。それと同時に、防災ガールでは「自分たちだからこそやるべきことはなんだろう」「防災ガールの強みや弱みはなんだろう」「社会的インパクトを出すためにはどうしたらいいんだろう」と常に考え話し合い、そしてどんなにみんなで決断したことも時代や環境や相手の変化にあわせて微調整するということを大切にしてきました。

考えれば考えるほど、「防災ガールという団体はどうあるべきなのだろう」というような対外的な部分とは別に、自分自身・団体自身のあり方や成長という、答えのない問いに向き合う必要がありました。そして、時に向き合いすぎて苦しくなり、事務局のみんなにまだ整えられていない言葉を大量に伝えて相談したり、先輩起業家の方々に相談したりしてきました。

私は防災ガールをどんなチームにしたいんだろう。
私はこれからの人生、防災ガールとどう付き合っていくんだろう。
防災ガールの5年後や10年後はどんな状態になっているんだろう。

 

伝えたい相手の気持ちがわかる人が団体を引っ張る必要があった

本音を言うと、私と同じもしくはそれ以上に「防災」や「これからくる未来」に熱を持って取り組む次期代表を見つけ、育て、引き継ぎ、どんどんこの業界の若手にチャンスを作っていきたいと思っていました。私のコネクションやリソースなども、すべて手渡して。

すでに私は「防災」に関わるようになり4年、復興支援なども含めると6年になります。それも毎日朝から晩まで防災をやって4〜6年なので、一般企業なら管理職になり、専門職として働くくらいの年月です。私は未だに専門家ではないけれど、ある程度の知識や経験が積み上がり始め、業界の言語化されていないしきたりもある程度知り、解決しにくい課題のこともだいたいわかるようになってきました。そして、世の中にある”大人たち”のルールも。

先輩方からすると、「ここからだろ」と思うかもしれません。けれど私は、だからこそ私が旗振りをし続ける団体ではいけないなと思いました。なぜなら、私たちは時代の変化にあわせ、これからの社会を担う若者に特に防災を広めたいとおもっている団体だからです。
ある程度であったとしても、知識や経験が増え、年を重ねていく中で”私ではできないこと”が増えてきました。このめまぐるしい動きの時代は驚くほどのスピードで変化し、28歳の私でさえ勉強しても全然わからない言語と文化を、20代前半の子たちは使っています。

 

防災ガールは私がいるから防災ガールだとわかった

しかし、この団体がfacebookのフォロワーが1人(ちなみに第一号は自分です…汗)で、誰も見てくれない投稿がずっと続いていた時期を知り、今や8000人を越える方々がフォローしてくださる団体になるまで自ら旗を振り続けた私だからこそ、応援してくださる方がいるのも知っています。本当に、恐れ多いことですが。

それと同時に、防災ガールはメンバーみんなが育て、たくさんの方の協力と応援で成長した「コミュニティー」であることも事実です。
次期代表を見つけようとおもっていましたが、その考えももう古く、うちの団体には合っていないなとようやく気づきました。
…で、そろそろ本題を話します、いつも長くてすみません(笑)

結論から言うと、最終責任をもつ役目であり団体の旗振り役は今後も私、田中美咲が行います。一般社団法人防災ガール代表理事であり社員として、この団体をしっかりと見つめて見守り、育てていきます。そして、次期代表はつくりません。
防災ガールは、誰か一人が立ち上がりマネジメントしている団体ではなくチームで戦ってきた団体だから。そしてそれぞれの強みと弱みが歯車のように重なって、進んでいる団体だからです。

 

信頼できる、大好きな仲間に現場の権限をすべて渡します

そこで、2017年3月11日を境に、これまで苦楽を共にしてきて、私の弱みも、言語化できてない防災ガールの向かうべき方向もすごく理解してくれている現事務局の筒木愛美と中西須瑞化を「共同事務局長」とし、現場の事業の最終決断者であり団体の顔になってもらうことにしました。

二人ともとても個性的で、いい意味で二人ともバランス感が悪い(笑)ので、二人でいることでそのバランスがいい具合に重なり、すさまじいパワーになることを知っているし、期待しています。真逆すぎる二人だからこそできることがたくさんあることがこの数年一緒にいてわかりました。
そんなふたりがこれから防災ガールの活動の先導をして突き進めていきます。私はそのサポートにまわり、時に口を挟ませてもらいます。どうせ「うるせえ!」って言われると思いますが(笑)

さらに、事務局はこの二人だけでなく、さらにバランス感の悪い二人にも新たに入ってもらうことにしました(バランス悪すぎw)。
それが、現役大学生の奥澤理恵子と現役消防士の宇賀谷仁充です。二人とも防災ガール暦1年の同期で、団体を中長期の視点で見ることができ、お互い忙しい中でも時間を工面し、その中で責任感を持ちながら強みを生かしてコミットしてくれています。二人ともまだまだ未熟で、とてもかわいくて、愛おしくて、ここからどんどんかっこよくなっていく期待の事務局であることはまちがいないです。みなさんもぜひ、ふたりの変化とともにいてください。

みんな不器用で、みんなバランスの悪さがかっこよくて、人間らしい。この子たちなら私1人で旗を振っていた時期よりももっともっともっともっと化学反応をおこし、防災を次のフェーズにつれていくであろうと自信をもって紹介できます。

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